長野平和・文化の旅B 寄せられた感想文より
「安曇野ちひろ美術館」を訪ねて
ちひろさんのやさしさと芯の強さを感じました。
それと、おしゃれな人だったんですね。
ちひろさんの息子を思う気持ち、そして夫を支える生き方に女性として強く、優しい人柄を感じました。厳しい環境の中、自分の生き方を貫いた一生に深く感動しました。
広大な敷地、きれいな空気のなか、やさしい絵に気持ちが洗われた思いがしました。ゆっくり観る時間があったのが良かったです。
バスからおりて敷地の広さにおどろき、憧れていた所に足を入れられてとても嬉しいです。お土産のほとんどはちひろグッズです。
ちひろさんの人生のコーナーがすばらしかった。非常に豊かな環境の中で育ったこと、それが絵の力になったと強く感じました。
「松代大本営」を訪ねて
そのまま未だ残していることに驚き、最後のほうの右横には多くの千羽鶴がさがっていることがとても印象的でちょっと寒気がするものがありました。戦争を知らない人々には解らないと思います。
軍部が大量のお金と人員を犠牲にして作った壕だけに、沖縄の命を守った壕とは広さも随分違いがあると思いました。戦争を進めている人にはどんな事をしてでも守る様子がうかがえました。
全く馬鹿な、無謀な戦争をしたものだとあらためて強く思いました。こうしたエネルギーを平和のために使ったなら、どんなにか素晴らしい社会ができるのにと思いました。
戦争のむごさ、それに関わった日本人、朝鮮人の苦労はどれ程であったかと思いました。高校生と教師の力によって世に出たことをもっと強調してもよいと思います。
説明つきでゆっくり見学でき良かったです。知る事が大事、見る事が大事、伝える事が大事と深く思いました。(今まで聞きたくなかった、見たくなかったので避けてきました)
どれほど想像してもあの暗く長い、石のゴツゴツした中で食事も不足し、劣悪な中で作業する残酷さに胸がしめつけられました。ただ、高校生の力で発見された事、その高校生を指導していた先生がすばらしかったこと等聞き、本当に感動しました。発見されて本当によかった。
朝鮮人労働者も含め毎日一万人を使って、9ヶ月で作った大本営。一度も使われることなく、天皇は早く戦争を終わらせる責任があったと思う。
「無言館」「デッサン館」を訪ねて、天満敦子さんヴァイオリンコンサート
絵を志しながら戦死された青年たちの絵は、語らずとも強烈なメッセージを放ち、私に訴えてきました。先の戦争の過ちを二度とくり返してはいけません。戦争はいやだ!
四館をじっくり見学できました。やっぱり中に入ると意思に反して死ななければならなかった若い画学生の声聞こえるようで胸がグッとなりました。念願のあの場所での演奏に、唯々心あつく聞けました。
以前に天満さんが「壁の絵に音が沁み込む」とおっしゃった言葉どおりでした。
映画も見、元そごうでの画展も見て、ヴァイオリンを聞いて、本当に若くして行かざるを得なかった画学生のためのなぐさめのヴァイオリンと思います。只、会場は暑くてつらかったです。帰りの夜道も所々に係の人でも立っていてほしかったです。
戦地に行く前に描いた絵を、よくこんなに集める事が出来たと思いました。これからも大切に保存されていく事だと思います。天満さんの素晴らしいコンサートと人柄を身近に感じてとてもよかったです。
「無言館」についての本は何冊か読んでいましたが、実際に絵をみて窪島さんたちの仕事、その努力はたいへん貴重なものだと思いました。また、無謀な侵略戦争で命と絵筆を奪われた青年たちの口惜しさがよくわかりました。帰途立ち寄った私の東京の弟が、数年前無言館を訪ね、芳名帳につぎの短歌をしるしてきたと言っていました。私の気持ちと通じるところがありましたので、紹介させていただきます。
“無言なる人達の絵よ その無念
想い告げしや 絶筆の先“
天満さんの演奏、暑かったけれどすばらしかったです。
無言館での一部は札幌で見ることができましたが、あの場所で、あの広さの中でのコンサート共の見学、とても充実した時間でした。本当に感激!!
時間がある様であっという間に時間が過ぎてしまいました。“教養”についてのお話が心に残っています。カフェのホットコーヒーおいしかったです。コンサートは暑かったぁ!!
若い青年たちの命、才能がもったいないと思いました。青年だけの戦争だけでなく残された妻、子どもの戦争であったと強く感じました。ヴァイオリンは言葉に表せない程すばらしかった。涙がこぼれました。
行ってみたいと思いつつ、交通機関が不便(自分が調整するには)で実行できずに居りましたので、私にとっては何と有難い企画かとうれしかったです。天満さんのヴァイオリンの響きは、ここが最高の演奏場所よと思わせるような素晴らしいコンサートでした。
先生の講演もとても興味深く楽しくて、それでいて深く考えさせられました。無念の思いで命を落とし、二度と絵を楽しむことができなかった若い命。残念でなりません。大きな損失です。すばらしい若者を失って・・・暑い中すばらしいコンサートでした。この様な企画をありがとうございました。
無言館では画学生一人一人の心の叫びが聞こえてきそうな気がしました。コンサートでは、会場がとても暑く座っているのもつらい時があったが、それ以上に本人がすぐ前にいて、生の演奏を聞けたことは一生の思い出に残ると思います。
「らいてう」の家を訪ねて
あらためて平塚らいてうの思想家としての素晴らしさを感じました。米田館長のお話ももっとたっぷりお聞きしたかったです。館内に漂う心地良い空気と時間の不思議さ。いつまでもいたいと思えました。運営される方たちのお気持ちが美しいからでしょうね。素敵な場所でした。
「らいてう」に対するイメージが払拭されました。“勇ましい女闘士”からしなやかな“変革の女性”へ
「らいてう」については、「女性解放」「反戦平和」の先頭にたった女性としてのイメージを強くもっていたので、米田さんが紹介されたお孫さんの書いた本を興味深く読ませて頂きました。
米田さんのお話もっとお聞きしたかったです。カラ松の高価な椅子に腰かけて、とても幸せな、ゆったりとした時を過ごせました。とても良かったです。「らいてう」の家のスタッフの方々もとてもステキな方々でした。ブドウおいしかったです!><
米田先生のお話が聞けてよかった。個人だとなかなか聞けないのでは。サービスもあたたかかった。
環境にも優しく考えられていて、きれいでとても居心地よくホットしました。又、果物、漬け物等美味しいものを用意して下さり、そのあたたかさに本当に嬉しくて幸せな気持ちになれました。もう少し、ゆっくり見学したかったです。
米田さんのお話では実際の“らいてう”の人物像を知ることができた。人を引きつける魅力的な方だったのかなあ。お話のあと、信州の人達のおもてなしはとても感激しました。
全体を通しての感想・ご意見
個人ではなかなか行けない所、印象に残る場、お話、本当に考えさせられる旅でした。ありがとうございました。